学生投資家相場奮闘記

投資ブログ。日本株を中心に。

PSRとは

PSRとは株価売上高倍率と呼ばれるものです。グロース企業に対して使われることが多いです。
PER = 時価総額 ÷ 純利益
PBR = 時価総額 ÷ 純資産


式を見ればわかるように利益を用いるPERは赤字の会社に適用することができず、純資産を利用するPBRは債務超過の会社に適用することができません。一方で売上は常に正の値と考えられるのでどの段階の企業にも使うことができます。ITバブルの頃によく用いられたようです。PSRについて言及した本としてはケンフィッシャーのPSR株分析が有名ですね。


意味合いとしては高ければ割高、低ければ割安なのですが売上に対して過大評価されていないか小型株の値を見てみる。目安としてはよく20を超えているかどうかと言われますね。もう一つは大型株で過小評価されていないかをみる意味合いで使われると思います。こちらは0.5を目安に言及されることが多いと思います。小型株で20を超えているからといってショートに飛びつくのは賢くないです。最近だと米国株ではありますがZOOMがコロナ禍によって爆発的に株価を伸ばしましたが伸びる前はPSRが45程度でした。状況に応じて使いたいですね。指標は目安にはなりますがあくまでストーリーが大事だと思います。