学生投資家相場奮闘記

投資ブログ。日本株を中心に。

CAPMとは何か 株主資本コストを考える


CAPM の概念と式
CAPMとは何か?capitasl asset pricing modelの頭文字を取っている。どういう概念化と言うとA社に投資する投資家はどれぐらいのリターンを望んでいるかということです。株式に投資することには当然リスクを伴います。無リスク資産に投資するよりはリターンを求めるわけです。株式市場が持つリターンの無リスク資産に対するプレミアムをマーケットリスクプレミアムといいます。
CAPM=Rf+β(Rm-Rf)
βは下で解説します。Rm-Rfがマーケットリスクプレミアムですね。ここの値は正確なものがあるわけではありません。

ここに日本の株式市場のマーケットリスクプレミアムを測定してくれているサイトがあります。このサイトのグラフを見れば年によって値が違うことがわかると思います。自分はTOPIXのPERの逆数を使うことが多いです。5~7%で自分でおいてしまっていいと思います。Rfは国債の利回りを使いましょう。


βの意味と求め方
次に登場するのがβです。βはポートフォリオを組むうえで重要だと思うので押さえておきましょう。βは個別株がマーケットが動いた時にどれだけ動くかということを数値化したものです。βが1.2ならTOPIX が1%動いたとき1.2%変動するといった具合です。

日経がランキングを発表していたので見てみました。高いところでは5.79もあるんですね…
βが高いとマーケットが上向いた時はいいのですが下に行くと一気につらくなります。そういう意味でここの管理はすごく重要です。小型株で見ると顕著ですが下落局面だけのβってだいたい上昇時と下落時あわせたβより大きいんです…
βをどのように求めるかを解説したいと思います。(株価データはヤフーファイナンスか何かで月次か週次で取ってこれます)以下エクセルでの計算を考えています。
TOPIXとA社の株価の週ごとの変動率を取った後LINEST関数でyをA社の変動率にセットして算出できます。 何をしてるかと言うとマーケットと個別株式の共分散をマーケットの分散で割ることで求めています。